ラボ分析用TOC : TOC-V

今日はイタリア・シエナ県のロージアにあるノバルティス社でお話をうかがいます。ノバルティス社はこの地域で,ロージアに品質管理部門,そしてシエナにR&D部門をお持ちです。

 

インタビュー (冒頭)
「おはようございます。Dr. Francesco Corbiniさん,Dr. Denise Sacchiniさん。本日はお招きいただきありがとうございます。 ここロージアは,とても美しい街ですね。それに,すぐお隣はあの有名なユネスコ世界遺産都市,シエナですよね。 この施設も素敵な建築で,環境によく合っていると思います。しかも環境負荷低減設計だそうですね。太陽光発電を採り入れ,省エネやCO2排出量削減のための工夫がなされているとうかがいました。御社と当社にはちょっとした共通点がありますね。島津も日本の歴史的都市のひとつである京都で生まれ,以来ずっと京都を拠点として活動している企業なのです。」

今回のCustomer

Novartis Vaccines & Diagnostics
Rosia, Siena, Italy
Dr. Sacchini Denise
Bacterial Vaccines Quality Control Technician for Cleaning Validation Analysis

Novartis Vaccines & Diagnostics
Rosia, Siena, Italy
Dr. Francesco Corbini
Bacterial Vaccines Quality Control Specialist for Clean Utilities Monitoring

※掲載内容(所属団体,役職名等)は取材時のものです。

Novartis Vaccines & Diagnostics Rosia, Siena, Italy様 Webサイト

インタビュー

さてDr. Francesco Corbiniさん,ご担当とお仕事の内容をお聞かせください。

私はノバルティスで化学分野の技術者として10年間働いてきました。初めは品質管理担当として用水システムの管理に従事していました。そして現在は,純水システム管理と洗浄バリデーションの監督をする立場にいます。洗浄バリデーションに関しては,施設の全設備から採取されるリンス法サンプルとスワブ法サンプルの両方を扱っています。

ではDr. Denise Sacchiniさん,あなたのご担当とお仕事の内容をお聞かせください。

私も10年間,品質管理に従事してきました。私は洗浄バリデーション担当で,純水やリンス法サンプルのTOC測定も行います。

TOC-Vのご使用目的は何でしょう?

この地域ではロージアで4台,シエナで1台,合計5台のTOC-Vを使っています。すべてオートサンプラASI-V付きで,スターラーも備えています。これらを用い,注射用水,精製水,蒸気凝縮水などの製薬用純水のTOCを薬局方に沿って測定しています。

何人の方がどれぐらいの頻度でTOC-Vをお使いになっていますか?

6人のオペレータが,週に少なくとも3日は測定を行っています。通常1日当たり10時間以上運転しますが,ときには30時間以上連続運転をすることもあります。 またシステム適合性試験は毎日,校正は月に一度実施しています。さらに年に一度の性能確認および半年に一度の予防的メンテナンスといったメンテナンスプログラムを作って管理しています。

TOC-Vをお選びになった理由をお聞かせください。

実は以前,インライン型の湿式酸化式TOC計を使っていました。しかしその後,燃焼酸化式TOC計に切り替えることにしました。と言うのは,有機物酸化力を重視するようになったからです。そこで選んだのが島津TOC-Vです。 今後も島津TOC計を使うつもりです。以前からある湿式酸化式TOC計は,今も純水製造システムのモニタリングに使っていますがね。

TOC-Vをお使いになる利点は何ですか?

島津TOC-Vの最大の特長は,強力な有機物酸化力です。その点で信頼して使えるので,気に入っています。

TOC-Vをお使いになったご感想やご意見をお聞かせください。

島津TOC-Vは非常に高感度かつ高い繰返し性能を持っていますね。しかもソフトウェアの操作性が非常に良く,操作が簡単なのも嬉しいです。

TOC-Vについて,改良すべき点などお感じでしょうか?

固体試料燃焼装置SSM-5000Aに興味があります。洗浄バリデーションに使えるからです。しかし私たちはサンプル数が多いので,オートサンプラを備えていただきたいです。そうすれば大幅な時間の節約ができます。

本日は大変貴重なお話をいただきありがとうございました。 シエナにある部門は,ここロージアの施設より長い歴史があるとうかがっています。いずれ機会を作ってその部門にもおうかがいし,御社のことをより深く勉強したいと思います。
Corbiniさん,Sacchiniさん,ありがとうございました。ぜひまたお会いしたいです。

インタビュアコメント

有機物酸化力はTOC計に求められる最も重要な性能のひとつです。島津680℃燃焼触媒酸化法は島津製作所によって約30年前に開発・確立され,TOC-Vそしてその後継機であるTOC-Lに受け継がれています。 (* 燃焼酸化式TOC-Vは,2011年1月にTOC-Lにモデルチェンジしました。)

SHIMADZU ITALIA S.r.l.

SHIMADZU ITALIA S.r.l.は,イタリア ミラノに本社をおく,分析計測機器の販売・サービス会社で1990年に設立されました。現地におけるお客様のさまざまなご要望にお応えしています。本社内には,充実した分析計測機器デモ用ラボを備えています。

Top of This Page