粉博士のやさしい粉講座
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中級コース 粉の測り方いろいろ

 

  つかみどころのない粉を調べるためにはまず、測定原理をよく理解することが大切じゃよ。原理の理解なくして粉の理解なし!そこで、ここでは粉を測るためのいろいろな原理をわかりやすくご説明しよう。  
粉博士イラスト

 

1 レーザ回折・散乱法による粒度分布測定
粒子群にレーザ光を照射し、そこから発せられる回折・散乱光の強度分布パターンから計算によって粒度分布を求める方法です。
 
2 ガス吸着法による比表面積/細孔分布測定
粉体粒子の表面に吸着占有面積のわかったガス分子を吸着させ、その量から試料の比表面積を求めたり、ガス分子の凝縮から細孔分布を測定する方法です。
 
3 水銀圧入法による細孔分布測定
水銀の表面張力が大きいことを利用して粉体の細孔に水銀を浸入させるために圧力を加え、圧力と圧入された水銀量から比表面積や細孔分布を求める方法です。。
 
4 定容積膨張法による乾式密度測定
従来の液体を用いる液浸法(湿式)ではなく、ヘリウムガスを用いて高精度に密度を測定する方法です。