LCMS-2020
超高速シングル四重極型質量分析計
LCMS-2020は,UHPLC(超高速液体クロマトグラフ)に対応し,これまでのLC/MS分析をより速くより確実にし,ラボの生産性を飛躍的に向上させます。
LCMS-2020アプリケーションデータ
超高速LCに初めて対応した,超高速MS検出器
UFLC Quality Speed is Power
ラボ分析の生産性向上のための"HPLC分析の高速化"は,1982年LC-5A/FLCカラムから始まりました。そして,超高速と,多検体連続分析時の再現性や耐久性などデータ安定性を確保するシステムは,2006年 Prominence UFLC /XRカラム が実現しました。
一般的にHPLC分析ではその定性能力が不十分なため,ピークに隠れた不純物を見逃す危険を有しています。この課題にはMS検出器が有効ですが,これまで超高速LCのシャープなピークを確実に捉える市販MS検出器は存在していませんでした。
2008年,超高速LCに初めて対応する,超高速MS検出器 LCMS-2020の登場です。
超高速LC/MS Prominence UFLC+LCMS-2020は, これまでのHPLC分析を より速く より確実にし, ラボの生産性を飛躍的に向上させます。
その後の2010年に登場した超高速液体クロマトグラフ(UHPLC) Nexeraのシャープなクロマトピークも確実に検出可能なUFMS(Ultra Fast Mass Spectrometer)です。
超高速 高感度 MS測定をもたらす3つのポイント
高速に正負イオン化モードを切り替える UFswitching® ,高速にスキャン測定を行える UFscanning® ,新開発のイオン光学系による卓越した感度と再現性 UFsensitivity により,超高速LCのシャープなピークも見逃しません。 ご好評いただいている 超高速LC Prominence UFLC の高いデータ信頼性を引き継いだ, "UFLC/MS" の登場です。
幅広い未知物質に対するイオン化効率を向上するデュアルイオンソースDUIS-2020
ESIイオン化とAPCIイオン化を同時に行い,低極性化合物から高極性化合物まで一度に測定できます。
LCMS-2020の性能を最大限に引き出すソフトウェアLabSolutions LCMS
UFLC/LCMS-2020の高性能を強力にサポート。 分析パフォーマンスを最大限に引き出します。
技術資料ダウンロード
Technical Report | C146-2102: | UHPLCとLC/MSを用いたHPLCメソッドスカウティングシステム |
No.52: | 多変量解析(主成分分析)を活用したクロマトデータ解析の基礎 | |
No.48: | 正負イオン化切替(ポジ・ネガ切替)が高速LCMS 分析に及ぼす影響 | |
No.35: | ESIとAPCIの両モードに同時対応するデュアルイオンソースDUIS-2020 | |
No.29: | Open Solution:Webブラウザによるオープンアクセス環境の実現 | |
No.24: | 超高速分析による省溶媒化の実現とランニングコストの削減 | |
No.21: | 複数検出器を接続した超高速LCによる分析リスクの低減 | |
No.19: | LCMS-2020 - HPLC分析および超高速LC分析に起因するリスクの低減 - | |
No.15: | 光吸収を持たない化合物に対する検出器の選択 | |
No.13: | 食品安全マネジメントシステム(ISO22000)に基づいた分析機器のバリデーション | |
APPLICATION DATA SHEET | No.63: | LCMS-2020によるPEG400の高速分析 |
No.62: | LCMS-2020による医薬品の高速分析(4) | |
No.61: | LCMS-2020による医薬品の高速分析(3) | |
No.60: | LCMS-2020による医薬品の高速分析(2) | |
No.57: | LCMS-2020によるカテキン類の高速分析 | |
No.50: | LCMS-2020によるキサンチン誘導体3成分の超高速分析 | |
No.49: | LCMS-2020による医薬品の高速分析(1) |
特長
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LCMS-2020 では新たなテクノロジー(特許申請中)を搭載した高電圧電源の採用により超高速な極性切替えを実現しました。
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新たに開発したQoQ イオン光学系により,卓越した感度と再現性,幅広い直線性を実現しました。
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LCMS-2020は,高いスピードでスキャンすることが可能です。 スキャンスピードとm/zに応じてQuadrupole(四重極ロッド)へ印加する電圧をコントロール。
動画
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“Nexera-i ” と “LCMS-2020” を用いた創薬における医薬品合成確認
LCMS-2020 では新たなテクノロジー(特許申請中)を搭載した高電圧電源の採用により超高速な極性切替えを実現しました。
News / Events
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