LCsolution操作Q&A 波形処理の基本操作 波形処理に困った時へ

Q: 波形処理を行うところが2箇所あると聞きました。 どのように違うのですか?(お問い合わせ番号 0702)
A: LCデータ解析画面で[メソッド]メニュー-[データ処理パラメータ]の[波形処理](メソッドファイルに付属)と,[表示]メニュー の[手動波形処理バー](各データファイルに付属)と2箇所あります。内容が重複する場合[手動波形処理バー]が優先になります。

[データ処理パラメータ]の[波形処理]は[メソッドへの適用]をすれば他のデー タに反映することが出来ますが,[手動波形処理]はこのデータのみに有効な設 定ですので,メソッドファイルに書き込むことは出来ません。

逆に言えば,[メソッドへの適用]をせずに[バッチ処理]で再解析(注1)をした場合,[波形処理]での変更はデータに反映されません。同時に[波形処理]での変更も元データフ ァイルから消えてしまいます。一方[手動波形処理]は[バッチ処理]をしても消えません。(注1:[解析の種類]の欄に[IT]がついているとき )
 
データ内メソッド[波形処理]タブ

[手動波形処理バー]


 

Q: [データ処理パラメータ]-[波形処理]タブの[タイムプログラム]において同じコマンドが複数あった場合,どちらが優先されるのですか?(お問い合わせ番号0704)
A: 下の行のコマンドが有効になります。


 

Q: 一度にたくさんのデータについて同じ波形処理をやりなおしたいのですが。(お問い合わせ番号0706)
A: 再解析画面のバッチ処理を使って解析をやり直すと,メソッドファイル(再解析メ ソッド)の[データ処理パラメータ] - [波形処理]の設定値で複数データに対して同じ波形処理を簡単に行うことができます。 その際,バッチテーブルの[解析の種 類]に[IT](波形処理)と入っていることを確認してください。 また,再解析メソッドによって[手動波形処理]の内容は変更されません。
 
バッチテーブル[解析の種類]


 

Q: 再解析画面で手動波形処理をおこないたいのですが。(お問い合わせ番号0707)(2008/10/07更新)
A:
基本的に、手動波形処理は[LC再解析]プログラムの[LCデータ解析]または[PDAデータ解析]画面でおこないます。([ LC検量線]画面でも手動波形処理ができます。)
ツールバーの[手動波形処理]ボタンをクリックしてあらわれる[手動波形処理ツールバー]で手動波形処理を行うことができます。

[手動波形処理ツールバー]
標準で用意されている手動波形処理ボタンだけでは意図したとおりの波形処理ができないことがあります。このような場合は、[手動波形処理ツールバー]上で右ク リックし[拡張ツールバー]を選び拡張ツールバー表示にして,拡張機能を使います。
 

Q: [手動波形処理]ツールバーの各ボタンの使い方を教えてください。(お問い合 わせ番号0708)
A: 各ボタンの名称は下図をご覧下さい。各ボタンまたは吹き出しをクリックすると,説明資料(PDF)をご覧頂けます。詳しい使い方 は,説明資料をご覧下さい。
 

[手動波形処理ツールバー]
検出点移動(時間軸) 検出点移動(時間軸) 検出点移動(強度軸) 検出点移動(強度軸) ピーク挿入 ピーク挿入 ピーク挿入(強度軸指定) ピーク挿入(強度軸指定) ピーク分割 ピーク分割 複数ピークの統合 複数ピークの統合 ピーク除去 ピーク除去 複数ピークの除去 複数ピークの除去 強制ベースライン 強制ベースライン 強制テーリング/リーディング 強制テーリング/リーディング


 




 

Q: [手動波形処理]ツールバーで設定した内容を確認するのはどこでできますか? また,設定したコマンドを取り消すにはどうしたらいいですか?(お問い合わせ番号0715)(2008/10/07更新)
A: [テーブル表示]ボタンをクリックすると,設定した手動波形処理の内容をご確認頂けます。
 
[手動波形処理 テーブル]の表示
  また,設定したコマンドを一時的に取り消すには,取り消したい行の行番号右にあるチェックマークをマウスでクリックしてチェックを外してください。 完全に取 り消す場合は,行番号の上でマウスの右クリックをして[行の削除]を選んでください。