未分離ピークの完全分離!ユニークな解析手法 i-PDeA

i-PDeA(アイ・ピーディーエー)とは何か? -活用事例のご紹介-

未分離ピークや主成分に隠れた微少ピークを解析や検出するためのあたらしい解析手法です。分離検討に要する時間を削減したり,定量解析を補完する役割を果たします。
i-PDeA導入のメリットを,活用事例と共にご紹介します。

事例1. 超高速分析メソッドを開発したが,さらなる時短を実現したい。しかしながら,これ以上の時短は分離に影響が出てしまう...
 
⇒ i-PDeAを適用すると,たとえ分離が出来ていないピークであっても見たい成分だけを選択的に視覚化できます!
 

i-PDeAを用いてDFBPとVPそれぞれのピークを分離!
(DFBP:ジフルオロベンゾフェノン,VP:バレロフェノン)

 

 

事例2. 主成分ピークのテーリング上に溶出している不純物の定量を正しく行いたい...
 
 -PDeAならば,分離条件の追加検討は不要!定量計算が可能です!
 
本資料はエーザイ株式会社 ファーマシューティカル・サイエンス&テクノロジー 製剤研究部 堀江勘太 先生にご提供頂きました。
 

従来のテーリング処理(タンジェントスキム法)および垂直分割処理(バーティカルスキム法)による波形処理方法と比較して i-PDeAでは高精度で不純物の定量計算が行えます!

事例3. 位置異性体化合物の分離が上手くいかない...
 
⇒スペクトルパターンが似ていても i -PDeAによって分離が可能な場合もあります!
 
1,2-ジメトキシベンゼン(波長274.2 nm)と1,3-ジメトキシベンゼン(273.6 nm)の分離
 
それぞれの吸光波長の差がわずか0.6 nmの1,2-ジメトキシベンゼン(波長274.2 nm)と1,3-ジメトキシベンゼン(273.6 nm)も,個別のクロマトグラムが得られます!