大量分取システム
1台で分取条件の検討から大量分取まで

大量分取システム
最大流量 150mL/minで,内径 50mmまでの分取カラムを用いて自動連続分取が可能なProminence分取液体クロマトグラフです。
分析から大量分取までの広い流量範囲で高い基本性能を有する新型分取ポンプLC-20APを用い, 分取条件検討から純度確認まで分取液体クロマトグラフに求められるすべてのワークフローを1台でこなせます。
大量分取システム
大量分取システム

          LC-20AP

特長

1.高速・高純度で分取

分離能力の高いカラムで高速分取が可能となります。
複雑な混合物を含有する試料から成分を分取するためには,カラムは粒子径の小さい充てん剤を詰めた高分離能力のものが好ましいですが,こういったカラムは流速を上げると圧力がかかります。  新型分取ポンプLC-20APは高流量域での耐圧性能(100mL/minまで42MPa,150mL/minでも30MPa)を向上させました。 より高分離または高性能カラムの使用が可能となり,医薬品中の不純物のような対象化合物が微量の場合も,高純度での分取が期待できます。

2.分析・分取両用システムの構築が可能

分取条件検討で使用される分析流量域(約1mL/min)においても,流量正確さ±1%以下と従来比 2倍の向上をはかると同時に,送液時の脈流も低減し,分析用送液ユニットと同レベルの送液性能を有しています。 これにより,1台で大量分取精製と同時に信頼性の高い分取条件検討・分取および精製化合物の純度確認を可能とします。
分析・分取両用システム

3.MSトリガによる効率的な分取

UVクロマトグラムを利用した分取では,保持時間とピーク波形処理に依存した分画を行います。 このため目的化合物以外のピークと共に分画し,効率的な分取ができない可能性があります。 LCMSとの組み合わせにより,分取と同時に分取精製された化合物の構造情報を得ることができます。 目的化合物の質量を指定して分画するため,簡単な分画条件設定で確実な分画が可能です。 さらに,従来は分取の後に行なっていた目的化合物の確認のための分析時間をゼロにすることを可能とします。

4.当社従来比約40%の省電力を達成,省エネまで配慮

新型分取ポンプLC-20APは当社従来機種比 約40%*の消費電力削減を達成し,省エネルギーにも貢献します。 一方,従来機LC-8Aと比べて幅350mmを260mmに,約25%省スペース化も図りました。 *圧力5MPa,流量40mL/minにて送液した場合の,LC-20APとLC-8Aの比較実測値。

5.システムの稼動性を向上

WebベースソフトウェアOpen Solutionと組み合わせて使用することにより,ログイン,サンプル登録および実行の3つのステップで分取を簡単に実行でき,詳細な操作トレーニングを必要としません。 また,分取結果は社内ネットワークを通じて別室からでも一般のWebブラウザにて素早く確認することができます。 このようなオープンアクセス環境の提供により,共同機器として使用されることの多い分取液体クロマトグラフの稼動性を飛躍的に高めます。

分析例

芍薬中のペオニフロリンの分取

シャクヤク(芍薬)中のペオニフロリンの分取

カラム:Shim-pack PREP-ODS      (250 mmL.×50 mmI.D.,15μm) 移動相:アセトニトリル/水=6/1 流 量:100mL/min 試 料: シャクヤク粉末抽出液200mL(粉末2 g相当)ポンプ注入

食品添加物試験用グリチルリチンの精製

食品添加物試験用グリチルリチンの精製

カラム:Shim-pack PREP-ODS       (250 mmL.×50 mmI.D.,15μm) 移動相:2%(v/v)酢酸水/アセトニトリル=65/35 流 量:70mL/min 試 料: 食品添加物試験用グリチルリチン酸アンモニウム 1g/100mLポンプ注入

分取液体クロマトグラフとは
複数の化合物が含まれる試料からそれぞれの化合物を分離,精製する装置。 分析機器の流路に液体を流しておき,カラムと呼ばれる分離管の中で試料成分を分離,検出器で化合物を検出し分取する。一度に大量の試料を精製する際は,内径の大きなものカラムを用いる。
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