GPC-GCMS Prep-Q
食品中残留農薬分析用クリーンアップ

 増加する輸入食品の安全性を確保するために,200種類あまりの農薬に残留基準が設定されています。
これらの食品中残留農薬を効率よく検査するため,厚生省は多成分の一斉に分析可能な「残留食品迅速分析法」を開発しました(平成9年通知)。 この方法では前処理を一部自動化するためにクリーンアップGPC法が採用されています。 平成11年度の食品規格一部改正により,食品衛生法で示されている試験法以外の方法も使用が認められました。
 そこで,自動化をさらに進めるために,クリーンアップGPCとGC-MSをオンラインで接続した「Prep-Qシステム」をご提供します。 食品中残留農薬スクリーニング分析の,より迅速化と省力化を実現します。
Prep-Q

分析の手順

まず,食品から農薬を含んだ抽出液を採取して,濃縮しておきます。
  1. GPCカラムを用いて,分子量の違いにより「油脂・色素成分」と「農薬成分」を分離します。
  2. 流路切換バルブを用いて,「油脂・色素成分」は排除し,「農薬成分」はサンプルループに取り込みます。
  3. 新開発のGC-MS大量導入法により,ループに取り込んだ農薬成分をGCカラムに濃縮導入します
  4. GC-MSにより,多成分の農薬を一斉に分析します。(スクリーニング分析)
分析の手順

対象物

農作物中*の,塩素系農薬,ピレスロイド,有機りん系農薬,窒素系農薬,カーバメイト系農薬
*お茶の浸出液を除く

特長

  1. 小型GPCカラムとGC-MSへの大量試料導入法により,多成分の一斉スクリーニング分析が可能になりました**
  2. GPC-GCMSオンライン化により分析時間を1/2に短縮しました***
  3. GPCカラムの小型化により溶媒使用量を1/200に大幅削減しました****
  4. 自動化により,手作業の削減と,操作バラツキを低減します。
**大阪府立公衆衛生研究所の考案と指導をいただき共同開発しました
***1試料当たりの分析時間は約80分です(抽出30分,GPC試料調製・GC自動濃縮導入10分,GCMS測定40分)。
****1試料当たりGPCクリーンアップに必要な溶媒量は約1mLです。


「残留農薬迅速分析法」をさらに時間短縮する「Prep-Q」方法


ジャガイモ抽出液中の農薬のマスクロマトグラムおよびマススペクトル例

関連システム

GPCクリーンアップシステム
残留農薬GPCクリーンアップシステム
上記のGPC前処理部分を独立させたのが,残留農薬迅速分析法に準拠したGPCクリーンアップシステムです。 この農薬分画をGCMSやGC測定用の試料とします。
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