ノロウイルスG1&G2 検出試薬キット
糞便からダイレクトに、ウイルス性胃腸炎の主要原因であるノロウイルス
注1
の RNA遺伝子をRT-PCR
注2
(RNA増幅法の一つ)で増幅できる世界初の試薬キットです。日頃のRNA抽出・精製に煩わしさを感じている方は、ぜひお試しください。
ノロウイルスG1&G2検出試薬キット
ノロウイルスG1検出試薬キット(左)
ノロウイルスG2検出試薬キット(右)
この製品は(株)ビー・エム・エルからの特許第4437525号,第4414648号の特許ライセンス許諾に基づいて製造・販売しています。本製品の購入者による本製品の使用(商業目的を含む)については,上記許諾範囲において問題ありません。
<期間限定>無料モニターキャンペーンのお知らせ (詳細はこちら) |
||||||
|
特長
- "ノロウイルスG1&G2(同時)検出試薬キット"は,1検体1反応でノロウイルス G1(Genogroup I)および G2(Genogroup II)遺伝子を同時検出し,ノロウイルスの有無を判定できます。 ( ノロウイルスG1 またはG2遺伝子の検出を個別に行う場合は,"ノロウイルス G1 検出試薬キット","ノロウイルス G2 検出試薬キット"を使用してください。)
- 糞便からの面倒なRNA抽出・精製が必要ありません。
- 「糞便懸濁液の遠心上清」と「Sample Treatment Reagent」を混合し,90℃,5分処理するだけで,ダイレクトにRT(Reverse Transcription)反応に持ち込めます。
- 糞便処理から増幅までのトータルの過程が、1本のチューブで行えます。
- 操作は反応チューブへの試薬の添加のみ、反応チューブからの液の取り出し操作がありません。
- 増幅はRT-PCR、検出はアガロースゲル電気泳動 注3 、もしくは融解温度(Tm)解析 注4 のどちらかを選択できます。
- 一般的なPCR装置およびリアルタイムPCR装置の組合せでスループットが大幅に向上します。
- キット内の試薬に偽陰性を防ぐためのインターナルコントロールDNAが入っています。
- 本キットのベーシックな技術(検体処理法,アンプダイレクトRT-PCR法)は当社独自の技術です。
製品情報
| 品名 P/N | 価格 | 保存温度 | 使用回数 |
| ノロウイルスG1&G2(同時)検出試薬キット 241-08991-91 | 86,400円 | -20℃ | 48回分 |
| ノロウイルスG1検出試薬キット 241-08905-91 | 65,000円 | -20℃ | 48回分 |
| ノロウイルスG2検出試薬キット 241-08905-92 | 65,000円 | -20℃ | 48回分 |
ダウンロード
本製品に関する資料をダウンロードいただけます。
・製品カタログのダウンロード
・MSDSのダウンロード
・取扱説明書のダウンロード
・分析例のダウンロード
ノロウイルス検出試薬キットを用いたRT-PCR 増幅産物の検出
(PDF 344KB)
ノロウィルス検出キットについての関連情報
弊社サイト以外でも、ノロウイルス検出キットに関する情報が掲載されております。
・国立感染症研究所WEBサイト
・東京都健康安全研究センターWEBサイト
・北海道立衛生研究所WEBサイト
トップページ>刊行物情報>北海道立衛生研究所所報>No.58(2008)>”12ノロウィルス検査キットの有用性の検討” のページ順にご覧ください。
・国立感染症研究所WEBサイト
・東京都健康安全研究センターWEBサイト
・北海道立衛生研究所WEBサイト
トップページ>刊行物情報>北海道立衛生研究所所報>No.58(2008)>”12ノロウィルス検査キットの有用性の検討” のページ順にご覧ください。
用語解説と用語説明
注1. ノロウイルス(Norovirus)
ノロウイルスとはウイルス性急性胃腸炎の主原因とされるウイルスで、表面をカップ状のタンパク構造で覆われた直径27~35nmの球形を呈し、内部にプラス1本鎖RNAをゲノム(遺伝子の長さは約7kb)として持っている。人に感染するノロウイルスには主に2つの遺伝子グループ(G1、G2)とそのジェノタイプがあり、また、培養ができないことから、本ウイルスの検出には遺伝子増幅法が広く使われている。
本ウイルスによる国内の食中毒患者数は、平成 13年以降毎年1位となっている(平成20年度のノロウイルスによる食中毒患者数は 11,618名:総患者数24,303 名のうちの47.8%)。その感染経路はほとんどが経口感染で、汚染されていた貝類を十分に加熱しないで食したり、ウイルスに感染した食品取扱従事者等を介した人-人感染といったケースがあると考えられている。
本ウイルスによる国内の食中毒患者数は、平成 13年以降毎年1位となっている(平成20年度のノロウイルスによる食中毒患者数は 11,618名:総患者数24,303 名のうちの47.8%)。その感染経路はほとんどが経口感染で、汚染されていた貝類を十分に加熱しないで食したり、ウイルスに感染した食品取扱従事者等を介した人-人感染といったケースがあると考えられている。
注2. RT-PCR法
真核細胞における遺伝子の本体は DNAだが、ノロウイルスのような一部のウイルスではRNAが遺伝子の本体をなしている。RNAを増幅して検出するための方法も種々あるが、代表としては、逆転写酵素(Reverse Transcriptase; RT)でRNAをDNAに転換した後に、転換したDNAをポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction; PCR)法注5で増幅するRT-PCR法がある。
しかし、糞便のような生体サンプル中には RNA を強力に分解する酵素( RNase )や RT 反応、 PCR 反応を阻害する物質が多量に存在している。そこで、通常は糞便中のノロウイルス RNA 遺伝子を増幅する前に、まず糞便サンプルからウイルスを分離し、そこに含まれる RNA を抽出・精製する工程が必要で、遺伝子増幅法の迅速性を著しく損なう原因となっている。今回開発した『検体処理試薬』による RNase の失活とノロウイルスからの RNA の取り出し、『 Ampdirect』反応液を使用した酵素反応阻害物質の働きを抑えながらの RNA 増幅を組み合わせることにより、糞便検体から RNA の抽出・精製の工程なしに、ダイレクトにノロウイルス RNA 遺伝子を増幅して検出することが可能になった。
しかし、糞便のような生体サンプル中には RNA を強力に分解する酵素( RNase )や RT 反応、 PCR 反応を阻害する物質が多量に存在している。そこで、通常は糞便中のノロウイルス RNA 遺伝子を増幅する前に、まず糞便サンプルからウイルスを分離し、そこに含まれる RNA を抽出・精製する工程が必要で、遺伝子増幅法の迅速性を著しく損なう原因となっている。今回開発した『検体処理試薬』による RNase の失活とノロウイルスからの RNA の取り出し、『 Ampdirect』反応液を使用した酵素反応阻害物質の働きを抑えながらの RNA 増幅を組み合わせることにより、糞便検体から RNA の抽出・精製の工程なしに、ダイレクトにノロウイルス RNA 遺伝子を増幅して検出することが可能になった。
注3. アガロースゲル電気泳動
寒天の主成分多糖を熱水に溶かし、冷却して作製した巨大網状構造を持ったゲル内で電圧をかけることによって、物質がその電荷に応じて、正負いずれかの電極へ移動する現象を利用した分析・分離方法。 DNA は負に帯電しているのでゲル内をプラス電極の方向に移動するが、分子量の違いで移動距離が異なるため DNA を分子量の大きさで分離することができる。
注4. Tm(融解温度:melting Temperature)解析
加熱された DNA 二本鎖間の水素結合が切れて一本鎖の状態に変化するときの温度をいう。
Tm は DNA 鎖長や構成塩基の種類に応じて決まるため、 DNA の種類によって一定の値をとる。 Tm による解析は反応チューブの蓋を開けずに行えるので、増幅産物等の汚染による偽陽性判定の危険性を回避することができる。
Tm は DNA 鎖長や構成塩基の種類に応じて決まるため、 DNA の種類によって一定の値をとる。 Tm による解析は反応チューブの蓋を開けずに行えるので、増幅産物等の汚染による偽陽性判定の危険性を回避することができる。
注5. ポリメラーゼ連鎖反応( Polymerase Chain Reaction; PCR)法
特定の DNA 配列の解析を行う為に、目的の DNA 領域を測定可能な量に増幅する遺伝子増幅法の一つ。酵素による試験管内 DNA 合成と 2 本鎖 DNA の加熱による解離の繰り返しによってプライマー DNA によって規定された DNA 上の塩基配列を増幅する技術。
ご注意
|
※外観および仕様は改良のため、予告なく変更することがあります。
