MultiNAで分析し出力された電子データを用いて特定サイズのDNAの判別が可能です。

Shimadzu Auto FinderはMultiNAで分析し,出力された数値データ(CSV)を直接取り込み,特定サイズのDNAを検出することができます。
大量分析により得たデータや日々のルーチン作業で蓄積したデータをShimadzu Auto Finderを用いることにより迅速・簡便に解析することができます。
特に,電気泳動による目的バンドの有無や特定サイズのDNA判定を行う解析には,コンピュータ画面上での目視やマウス操作によるデータの手動操作は非常に煩雑であり,ソフトウェアによる自動解析(判定)が威力を発揮します。

DNAサイズ分析の便利ツール

仕様

ファイル操作 データ読込み MultiNAから出力したCSVデータの読込み,出力データはウェル名,サイズ(bp/nt),信号強度(mV)の情報が必須
CSV保存 解析結果をCSV形式で保存
終了 プログラムを終了
パラメータ操作 パラメータ設定 目的バンドサイズ(bp),目的バンド名,±の誤差サイズ(bp),閾値(mV),判定バンドの表示色の設定
パラメータ読込み パラメータファイルの読込み
パラメータ保存 パラメータファイルの保存
表示機能 データ表示 データを表形式で表示
表示設定 サイズ変更 一覧表示の標準,全画面モード切り替え
データクリア 読込みデータのクリア
ツールバー操作 判別設定 判定結果の表示の無/有を切替
判別絞込み 判別されたバンドの情報のみを表示
サンプル絞込(AND) 選択したバンドがすべて存在するサンプルを表示
サンプル絞込(OR) 選択したバンドが1つでも存在するサンプルを表示

* 設定可能なバンド数は制約を設けてありませんが、パラメータ設定値がMultiNAの分離性能を超えている場合には、近接したバンドの判定において良好な結果が得られない場合があります。
* 本ソフトウェアは1PCにつき1ライセンスとなります。

食品中のアレルゲン物質の検出例

Auto Finderを使ってアレルゲン物質を検出
Auto Finderを使ってアレルゲン物質を検出

※ 分析条件につきましては,島津アプリケーションニュース No.B23「MCE-202“MultiNA”によるアレルゲン物質の検出」をご参照ください。